セルに色を付けることが、習慣になっている人、結構多いですよね。ただ、この色付けの是非、時と場合で判断してください。
前提として、皆さんが作成したExcelシート、アウトプットなのか、データなのか、まずはこの見極めが大事です。
- アウトプット・・・そのままの状態で、成果物として上司やクライアントへ提出・説明する資料。追加でのデータ分析や集計を前提としていない。例)見積書、Wordの会議資料に張り付けるための表、等。
- データ・・・分析・集計して、何かしらの示唆を出すためのデータの集積。そのままの状態で、成果物として上司やクライアントへ提出・説明することはない。多くの場合は、ピボットテーブルを組んで、アウトプット化。例)クライアント別売上データ、等。
もし、アウトプットのExcelを作っているなら、視認性を考慮して、適度に色を使うことは問題ないです。(あくまで、適度。必要以上にカラフルなのは、やめましょう。私の主観だと2色までかな。)
一方で、データを作っているのなら、色はNGです。
「直近3ヵ月の取引は、黄色にしておきました」
のようなコメントとセットでExcelが送付されてくるケースがありますが、データ作成をお願いしている上司としては、頭が痛いです。理由、分かりますよね?色は、ピボットテーブルで処理できないからです。
- ↑ココ、ピンと来ない人は、恐らくピボットテーブルを知らない人だと思います。なので、まずピボットテーブルとは何で、どんなことができて、実務でどう使うのか、を勉強してください。(機会があれば、動画で解説します)
同じ理由で、セルの結合や数字と文字の混合(例:価格の欄に、基本的には数字で記載されている(5000とか)なのに、5000前後、とか、5000円、とか、書かれると困ります)も避けてください。
Excelのお約束、は他も多数あるので、機会ある毎に追加していきますね。
コメント