メール、Slack、chatwork、・・・いろんなツールを使って仕事をしていると思いますが、共通して言えることは、リアクションを早く!、ということ。
遅いことは、”ただそれだけで悪”だと思って、間違いないです。
ただ、実際の仕事の場面では、遅い人が一定数います。何で遅いんだろう?と観察すると、結構多いのが、完成するまで返信しない、というケース。実際、仕事で何らかの依頼がある際、即レスで完璧に打ち返すことができる方が、珍しいのではないでしょうか?
となると、依頼内容を確認して、情報収集して、資料を作って、本文を作文して、ようやくレス、ということになります。仮に、この流れに1週間必要だとします。そのとき、1週間後に初めてリアクションを返すと、「遅いなー」となってしまいます。そうじゃなくて、
・ご連絡、ありがとうございます。
・内容、確認致しました。
・準備に1週間程度は掛かりそう。
・準備が整い次第、連絡しますね。
という趣旨の返信を、即レスで行ってほしいのです。要は、リアルに早いか遅いか、というのも大事ですが、それよりも、状況が分からない、ということが、相手にストレスを与える、と覚えておいてほしいです。そうすると、自ずと適切な途中報告ができるはず。
途中報告自体は、数分もあればできるはず。この数分の手間を掛けないことが原因で、いつの間にか相手をイライラさせている可能性があります。
”宿題は、完成してから提出”という学生時代からの癖が抜けていない人は、ちょっと注意してみてください。
入社1年目の教科書(岩瀬大輔)_2.メールは24時間以内に返信せよ
- “メールの返信は、対応が早いだけで2割増しの評価を得られると考えていいと思います。”
”まずは「明日までに返事をします」「やっていません」「これからやります」という途中報告でも構いません。自ら期限を設定することで、次のステップに進むスピードがアップするのです。”
P.23
- タイトル通りで、入社して最初に学ぶ心構えとして、共感できることが多数記載されています。新入社員やキャリアの浅い中途入社社員向けの研修資料として、よく使っています。
- 難点があるとすると、ちょっと古いこと。2011年初版の本なので、SNSとの付き合い方とか、ここ10年でビジネスで使用されるようになったツールやトレンドが漏れています。それでも、良い本ですけどね。
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